ITパスポートについて

経済産業省が認定する国家資格ITパスポートは2009年度に新しく設立された情報処理試験の1つです。

以前は初級シスアドという試験がありましたが、それがITパスポートと同等レベルの試験だったとされています。
ちなみに情報処理試験の中では、最も初級にあたる資格試験になります。

IT時代の現代、この資格はパソコンを業務で使うならどのような職種であっても知っておくべき情報技術の基礎的な事を対象としています。

今までの社会は「読み・書き・計算力」が必要とされてきました。
しかし、これからは「IT力」や「英語力」も必要です。

試験について

ITパスポート試験は4月と10月のそれぞれ第3日曜日に試験があります。
試験時間は165分ですので半日くらいで終わります。

ただし、出題数は100問にも及ぶようなので心してかからないといけません。
過去、経営全般(ストラテジ系)に関する問題が35問、IT管理(マネジメント系)に関する問題が25問、IT技術(テクノロジ系)に関する問題が40問で合計100問出題されました。

合格するには、60%以上の点数を取り、なおかつ各分野別(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)の得点が、それぞれ満点の30%以上の点数であることが条件のようです。

そのため、トータルの点数が良くても各分野別の点数が平均的に取れていないと合格できません。

とはいえ、このITパスポート試験は、受験者数の半数以上が合格するほど優しいものです。

なのでこの資格を持っているからといって就職に有利だとか収入がアップするとか、そういったメリットはないと思ったほうがよいです。